福島未来会議5 案内

「福島未来会議5」アートワークショップ「だからこの時代に生まれた ~フクシマを描く~」を開催しました。

筆をとれ、目をあげよう、踏み出そう。その心が感じたものを描き出せ。
それこそ、この時代に生まれた自分にしか描けない、未来への一枚なのだから。

東日本大震災から3年の2014年3月8日から13日、福島未来会議5アート展を開催しました。

 2014年3月8日から13日までの6日間、福島県いわき市文化センターにて、日本ローザンヌ委員会・バイブル&アート後援の創作アート展「だからこの時代に生まれた~フクシマを描く」を開催しました。

 昨年秋、9名のクリスチャンアーチストたちが一同に集い、新装なった福島第一聖書バプテスト教会の佐藤彰牧師の計らいで特別許可を得、二台の車に分乗し放射線防護服に身を固め福島第一原発から5キロ地点立ち入り制限地区内にある放置されたままの大熊会堂を訪れ、神が語りかけられるメッセージを聴かせていただきました。その後、いわき希望教会、グローバルミッションチャーチのご厚意をいただき、一泊の研修を行い、作品の構想を練りました。

様々なジャンルの作家が集結

展示された作品は、絵本、油彩、アクリル、木製品、ガラス工芸、散文詩など多岐にわたる25点。来場者は外国からの訪問者を含め福島県内外から250名を超えました。


感想を数点紹介すると、
「写真では被災地の現状を撮したことが伝えられているが、絵画には人間の目から入った現状を自分の感情を込めながら表現されていて良かったです。せめて福島県の方々だけにはすべて見ていただきたいです。作者には感謝、主催者に感謝。」

「様々な色、光、形を通して、今現在の自分の心にしみじみと伝わってくるものがありました。この地に対して、日本そのもの、私たちに対して表されたそれぞれのアーチストの皆様の表現、美の力、そしてそれを生み出す源の力、神様のみこころ、それを見せていただきありがとうございました。この地で営まれたこの催しの意味、生み出される喜び、静かな愛、優しい気持ち、それを胸に、また自分の生きる地に帰ります。」

「福島の痛みをご自身の痛みとして受け取り、表現してくださったアーチストの皆様。感謝します。ありがとうございました。」 「福島第一発電所から10kmのところにある家には週に一度しか帰れない。いわき市に落ち着いたけれど、ここが富岡の家を出て5カ所目。三年の月日は短く、これからはさらに短いかもしれない。今は只、復興が一日も早くと祈るばかり。体はともかく、心が折れないように。ありがとうございました。」


地方メディアが取り上げる中、いわき市における一回限りの展覧会ではもったいないとの声が相次ぎ、現在、北米や国内NPOなどから再展示の要望が寄せられています。

●以下は展示作品の一部