イエスの友の輪 活動の原則

私たちが大切にする6つの活動の原則

原則1 自分たちの権力や栄光を求めることをしません。

FVIは、神の国の事業です。奉仕の中で私たちが発見した重要な原則は、私たちが自分たちの名声や栄光を受けることに関心を払わなくなるとき、驚くほど偉大なことが達成可能になる、というものです。世の中の考え方は、組織や団体の縄張りや権力を争いあうことを奨励します。しかしながら、神の国の事業として、FVIは権力も栄光も求めず、神の国が広がることとその王だけが栄光をお受けくださることを求めます!

 

原則2 理念を共有できる人々と共に働きます。

私たちは違う団体や組織であっても同じ志を持った団体とは、共に働くことを求めます。共通の目的を達成するためには皆が共に結び合わされるときにお互いが強くされると信じるからです。共同の事業を成功させるためには、諸団体を結びつける共通のビジョン、心、情熱がなければなりません。共通のビジョンと志については、「私たちが信じる7つのこと」の中で明示させていただきました。異なる能力と資源を持つ諸団体が協力して働くとき、相乗効果が発揮され、そこから生み出されるものは、それぞれを足した合計より大きくなります。

原則3 組織を作ることをせず、神のムーブメントの一部として奉仕します。

組織化の重要性は認識しつつも、私たちが第一に目的としていることは新たな組織を生み出すことではありません。私たちが願っていることは、教会とこの世界に「一連のアイディア」とも呼ぶべきものを提供させていただきたいと願っています。
これは学校を設立し運営することは全く別の機能です。私たちは、建物を立てることや、学校を運営することではなく、一連のアイディアを広げる役割を担うことを意識的に選んできました。これを実践するために、既存の施設を持つ他の団体と協力して働くことを追い求めてきました。
ムーブメントは、キャンプファイヤーのようなものではなく山火事のようなものです。山火事が始まると、コントロールすることは困難です。私たちの願っていることは、聖霊にこの働きを導いていただきたいということです。

原則4 資料やアイディアはどなたにでも自由に無償で用いていただけるものとします。

私たちは、この「一連のアイディア」を教会、聖書学校、神学校、宣教団体、教会開拓組織、弟子訓練ムーブメントの人々、そして第三世界への支援と開発を行っている団体に広げることを願っています。これらの組織を通して、法律、教育、医療、経済、芸術、マスコミなど社会の多様な分野に影響を与えることができるようになると信じているからです。
私たちはこの「一連のアイディア」を広げたいと願っているので、この「一連のアイディア」やそれを伝える資料の管理を極めてゆるやかなものにしています。私たちと共に働く人々にはこの原則を理解していただき、この「一連のアイディア」と資料を、自分たちのものとして用いてくださるのは結構ですが、それを自分たちが特許を持つものであるかのようには扱っていただきたくないのです。

資料を頒布するときに、製造コストは請求することはかまいませんが(翻訳料、印刷コスト等)、これらの資料から利益を得ることを目的としていただきたくないと願っています。
(利益を上げること自体は悪いことではありませんが、私たちの目的はできる限り広くアイディアを普及させることです。)アイディアや資料の質を高めていくことは感謝なことですが、そのためには高いコストがかかると考え、資料に関しては品質管理のシステムを設けていません。私たちの願いは、現場でこれらのアイディアを伝える人々に、その方々のニーズに合った形に変えてほしいということです。

原則5 神の導きに従います。

私たちが、ロシア、アメリカ、カメルーン、あるいは、沖縄、北海道などの特定の地域において活動を推し進めようとしているのかどうかという質問をよく受けます。その答えは、常に「NO」です。 私たちがビジョン・カンファレンスを行うとき、私たちは自分たちのためにその機会を増やそうとしているのではありません。むしろ私たちは、全世界あるいは日本で神がなさっておられることの一部となりたいと思っています。自分たち自身の計画を立てるよりも、神のご計画に従いたいと願っています。私たちとビジョン、情熱を共有できる組織や人々を示していただき、神の国を広げるために意図的にその人々、組織と共に働き、手を携えて行きたいと考えています。

原則6 各々が自分に与えられている資源を最大限に活かします。

私たちの願いは、イエスを信じる者たちが、外部の資源に頼るよりも、現地にある資源を発見し、活用することによって、神はどんな必要をも満たしてくださる方であるということを発見するお手伝いをすることです。 たとえば、ビジョン・カンファレンスを開催する際にも、私たちは現地の主催者たちにカンファレンスに必要なものを準備していただくようにお願いします。これまで最も貧しい地域においてでさえ、現地の資源が発見され、活用される姿を見せていただいてきたからです。