世にあって弟子として生きる社会人のための週末合宿

セミナー開催のお知らせ


よにでしセミナーとは

2019年6月にフィリピン・マニラで開催された「Global Workplace Forum」には、世界110カ国から900名が参加しました。その過半数は様々な職業領域で働くビジネスパーソンで、テーマは「社会のすべての領域に神の国のインパクトを」でした。私もこの会議に参加しましたが、「Business as Mission(宣教としての仕事)」から、「Business IS Mission(仕事はそれ自体、神の働きである)」へ、というメッセージが強調されていました。

職業領域における聖俗二元論の超克、という世界的なムーブメントに応答する働きとして2017年に「よにでしセミナー」は始まりました。本セミナーは、「クリスチャン社会人として職場や地域のサーバントリーダーとなって世の光、地の塩となる人材育成」を目指してデザインされています。この世界にある「矛盾」に対して、「正解を押し通す」ことによって解消するのではなく、矛盾に対し弁証法的にアプローチすることで、それを「弟子となっていく」プロセスの契機にしていく思考法を学ぶことができる稀有な機会を提供します。

具体的には矛盾に満ちた「ケース」を読み、その主人公の立場に立って「批判的に議論する」ことを繰り返すことで、この世界にあって弟子として生きることが何を意味するのか、というこのの意味を深め、現実世界での歩みに新しい視角をもたらしていきます。


第二期 in 札幌 開催時の様子

過去の「ケース」が見られるようになりました

2019年 第三期 淡路島
2018年 第二期 札幌
2017年 第一期 伊勢志摩

セミナーデザイン/ファシリテーター紹介

土畠智幸(どばた・ともゆき)

2003年北海道大学医学部卒業。2013年11月に医療法人稲生会を設立、現在は同法人理事長と生涯医療クリニックさっぽろ院長を務め、人工呼吸器を必要とするような重度障害児の地域包括ケアを行っている。医療法人稲生会として、2015年12月より地域医療介護総合確保基金における北海道小児等在宅医療連携拠点事業を受託し、北海道全域でのシステム構築に関わっている。
2013年度より一般社団法人Medical Studioから委託を受け、コミュニティ・ヘルスケア・リーダーシップ学科のプログラム開発および運営を行うほか、2014年11月からは日本小児科学会 将来の小児科医を考える委員にも就任している。

陣内俊(じんない・しゅん)
愛知県生まれ。30歳まで獣医師として市役所で奉職後、2008年に海外での開発援助の働きの世界に転身し、インド、エチオピアなど、アジア・アフリカ地域のフィールドでNGOの働きの現場で学ぶ。
以降、NGO「声なき者の友の輪」の担い手のひとりとして、国内外での「身近な隣人愛の具体化」を実践、啓発してきた。公務員時代の2004年にはじめた「聞き屋ボランティア」(駅で人の話を無料で聴く活動)は今では全国各地に拡がっている。
趣味は料理、トイレ磨き、靴磨き、水泳、お笑い鑑賞。

コンセプトの紹介

「よにでしセミナー」は、通常のセミナーとは違 い、セミナー課程を終えたとき、何か結論に達し「すっきり」した場合、セミナーは失敗だと考えます。逆に受講生が「モヤモヤを抱えて」セミナー会場を後にするとき、そのセミナーは成功です。
「不確かな時代」に弟子として生き、キリストに似せられ、この世に影響を及ぼす人材は、「悩まない個人」ではなく「共に悩む悩み方を知る個人」です。合宿中、受講生には二つの「ケース」(架空のストーリー)の主人公になっていただき、ディスカッションを重ね、複眼的に問題を捉え、批判的に考えるということをしていただきます。
セミナーに参加することによって、「批判的思考力」が養われると、この社会で生きていく上でぶつかる「矛盾」や「葛藤」をただ乗り越えていくという発想ではなく、矛盾を契機に自らが変えられ、それを世の中の変革の震源としていくという生き方の展望を獲得できます。また、社会人として真摯に弟子として生きたいと願い、「共に悩む仲間」を得ら れる希有な出会いの機会でもあります。

興味のある方は是非、ご参加ください。職場単位でのご参加もお待ちしております。

案内

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